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日々感じたことや、回想録など思いつくままに書いています。
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2005.07
18
(Mon)

白昼夢 

平日の昼間に電車に乗った。
空いていたのだが、あいにく座れるほどではなかった。
車内は、ちょうどよいあたたかさで、心地がよかった。

そんな眠気を誘う空気を引き裂くように、突然に奇妙な音がした。
「ビリビリビリ」

あたりを見回した。すると私の近くに
ドア横にたっている男性が、なにかを破っていた。
よく見ると、雑誌の袋とじだった。
彼はかなり手荒に袋とじを破っていた。

こんな大きな音を立てて、袋とじを破っているのに
誰も気づいていなかった。
近くに大学生の男の子達がいたが、まるで気づく気配がない。
こんなイベントが近くで行われているのに。

もしや私が知らないうちに、電車の中で袋とじをやぶるのは
普通のこととなってしまったのだろうか?
日本はいつのまにそんなことになったのか?
電車内で化粧する女性の行動について、問題になるけど、
袋とじを破る男性の方が社会的問題だと思う。
袋とじを電車で破る男性は、性犯罪を犯す確率と比例しないのだろうか。

男性は23、4才でかなり若そうに見えた。
スーツを着ていたが、社会人になってから長い時間はたってなさそうだ。そして茶ぶちのおしゃれメガネをかけていた。
いまどきの男性に見えた。

彼は続けざま、2つの袋とじを手荒く破っていた。
やぶった跡は稲妻のようにぎざぎざになっている。
破る瞬間を至近距離でみていた。雑誌の中も見えた。
私は女の子が生まれたままの姿でいることを期待していたが
黄色いビキニを着ていたので、心底がっかりした。
男性の表情を横からみようとしたが、
何も感じていないように見えた。

赤羽駅に到着する1分ほど前に、
彼は電話をし始めた。そしてこんな会話をしていた。
「すいません。まだ会社に着いていないんですよ。」
ドアが開くと、彼は携帯電話で話しながら急いだ様子で電車を降りた。
赤羽で乗り換えるとなると
彼が会社に着くまでには、20分は少なくともかかりそうだ。

約束の時間に間に合わないのに、袋とじをやぶっているなんて・・・
と思ったけど、
よく考えてみると、その気持ちはわからないわけでもなかった。
私は約束の時間によく遅刻する。
電車に乗り込んだ時間で、遅刻するかしないかはわかる。
遅刻が確定的になり焦り
電車の中で走り回っても、遅刻することは変わらない。
そんな焦りを何かにぶつけたい衝動にかられることがある。
きっと彼はそれを袋とじにぶつけたのだろうと思う。

そう考えると、彼が電車の中で袋とじをやぶったことも
少し許せるような気がした。
だけど私はどんなに焦っていても袋とじはやぶることはないけど。
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